『看護師の子育ては辛い!』看護師と育児を両立する6つのポイントについて解説

『子育てと看護師の仕事を両立させるのが辛い』と感じている方へ。

子供のために朝早くから起きて家事をこなし、仕事に行けば山のようにある業務をこなす・・・

家に帰っても休む暇もなく・・・

『一体何のためにこんなにしんどい思いをしてまで看護師として働いているんだろう・・・』

この記事を読んでいるあなたは、看護師と子育ての両立に限界を感じているのではないでしょうか?

私もフルタイムで看護師として働きながら2人の娘を育てていますが、何度も心が折れかけました。

それでも今は、何とか看護師と子育てを両立させることができています。

今回は、過去の私と同じように子育てと看護師の両立に悩んでいる人に向けて、6つの解決策を紹介していきたいと思います。

この記事を最後まで読めば、子育てと仕事の両立を実現する答えが見つかるでしょう。

『看護師の子育ては辛い』育児と両立する上での大前提

看護師と子育てを両立させるには、環境をかえるのが一番!

いきなり身も蓋もない話をしてしまいますが、ぶっちゃけ看護師と子育てを両立させるには環境をかえるしかないというのが正直なところです。

私も周りで色んなママさん看護師を見てきましたが、みんな試行錯誤しながらギリギリのところまで頑張って、最後は疲弊しきって辞めていった人がほとんどです。

「定時で帰れないから保育園のお迎えに間に合わない」

「子供の体調不良による急な欠勤や早退で、周りからの冷たい目に耐えられない」

「子供がいるのに夜勤免除の希望が通らない」

などなど・・・

それならば、

「定時に退勤できる職場」や

「ママさん看護師が多く働いている職場」や

「夜勤のない職場」に

『転職』

したらいいんです!

転職して働く環境をかえると、あなたの悩みの大部分は解決されるのではないでしょうか。

あなたが今一番悩んでいることはなんなのか、まずはそこを考えてみて下さい。

看護師と子育てを両立するにはどんな職場が働きやすい?

私自身子供を産むまでは、

「こないだも子供のお熱で休んだのに、また帰っちゃうの?!」

なんてしょっちゅう思っていました。(笑)

誰かが抜ける分、誰かに負担がいくのは仕方がないことですが、それがしょっちゅうあるとイライラしました。

でも子供が2人いる今は、「本当に子供がいると大変だ・・・」と身をもって実感しているので、急な勤務変更にも快く応じれます。

つまり、『ママさん看護師が多く働いている職場』に転職するのが一番良いです!

同じように子育てを頑張っている人なら、同じように悩んでいることも分かってくれます。

そして『子育てをしている看護師が多い職場』ということは、夜勤もなく、定時に帰ることのできる職場であることがほとんどです。

「子育てをしている看護師が多い」=「子育て中の看護師に優しい職場」

であると言えます。

子育てが辛い看護師が抑えておくべき6つのポイント

看護師と子育てを両立するには『時間』が足りません。

『足らない時間』を補うために、次の6つのポイントを押さえておきましょう!

1.夫

まず頼るべきは「夫」です。

あなたの目の前にいるかわいい子供は、あなたと夫の子供です。

それなのに、子育ても家事も仕事も全てあなた一人で頑張ろうとしていませんか?

それで辛いのは当たり前です。

「うちの旦那は仕事が忙しくて頼れない・・・」なんてことをよく耳にしますが、仕事が忙しいのはあなたも同じです。

他の仕事も大変なのは分かりますが、看護師の仕事もとても大変。

自分ばかりを犠牲にして頑張るのはやめましょう。

「自分一人で何とかしてみせる!」ではなく、まずは夫と向き合うことからはじめてみて下さい。

仕事のことは代わってもらえませんが、「子育て」と「家事」はお互いに協力して行うものです。

看護師には「これは自分がした方が早いから」といって、全て自分でしてしまう人が多いように思いますが、それではうまくいきません。

「子育て」も「家事」もどちらもそつなくこなす夫を育てていくことが大事です。

最初はイライラしてしまうことも多いとは思いますが、長い目でみれば絶対に何でもできる夫を育てる方が効率がいいです!

うちの場合は、結婚当初からお皿洗いを習得させ、そこからお風呂掃除、掃除機、洗濯などできることを段階的に増やしていきました。

子育てについても、ミルク作りからおむつ替え、ご飯の食べさせ方や吐き戻し・うんち漏れの対処法など一通りのことはできるように指導しました。

今では子供が体調不良で保育園から連絡がきても、夫一人で対応することができますし、私も安心して任せることができます。

ここまで「デキる夫」に育てばとても楽になりますよ!

2.保育園

結論から言うと、「自分の平日休みも保育園へ預ける」です。

「え?!かわいそうじゃない?」「自分だけ休むのはズルい気がする・・・」と思う人もいますよね。

私もその一人でした。

1人目のときはもちろん、2人目を預けるようになっても、毎回自分の休みの日は子供も保育園をお休みさせていました。

保育園からも「月~土まで、しかも朝一番早くから夜最後の時間ギリギリまで預かっているので、子供たちも疲れてしまいます。お休みの日はぜひ子供たちと過ごしてください」と言われ、必ずお休みするようにしていました。

しかし、月~土までフルタイムで看護師として働いているので家の中は常にぐちゃぐちゃ、自分に全く心の余裕がなく、「仕事が休みなのに全然休めない!」といった状態が続いていました。

心に余裕がないとどうしても子供たちと楽しく過ごすことができず、いつも夜になってから後悔ばかりしていました。

そこで、一度保育園の先生に相談させてもらい、「(こども園だったので)幼稚園部の子と同じ時間内なら預かれますよ」と言ってもらえたので、時々自分がお休みの日にも預けさせてもらっています。

仕事に行く日よりずっと早く迎えに行くので、子供たちは大喜びで帰ってきます。

私自身もリフレッシュできるので、子供たちが帰ってきてからは全力で向き合うことができています。

これは預けている保育園によって決まりが違うので、気になる方は預けれるのか一度保育園に聞いてみて下さいね。

3.両親

夫の次に頼れる人となればやはり「両親」ですよね。

自分たちだけでなんとかしよう!と思っていても、突然残業になったり、子供が急に熱を出して休まなくてはいけなくなったりと不測の事態に陥ることは多々あります。

看護師だと特に、急変などのトラブルがあって帰りたくても帰れないときや、夜勤の日で休みたくても休めない日なんかが出てきますよね。

夫婦二人だと、「どうしても無理!」となることがあると思います。

そんなときに助けを求めれるのは両親ではないでしょうか。

自分の娘・息子から大事な孫のSOSが入れば、自分から進んで手伝ってくれるじいじやばあばも多いですよね。

保育園の送り迎えなんかでも、おじいちゃんとおばあちゃんが連れてきているのをよく見かけます。

平日の小児科なんかでも見かけたりします。

自分が親になってから、さらに親のありがたさを実感しています・・・

我が家は夫も私も実家が遠方のため両親を頼ることはできないのですが、もしも近くにいるなら頼ってもいいのではないのでしょうか?

もちろん、両親といえどもお礼をきちんとすることは大事ですよ!

4.市の子育てサポートサービス(ファミリーサポート)

ファミリーサポートというサービスがあるのをご存知ですか?

それぞれの自治体によって行っている子育て支援のひとつです。

市のサービスなので、自分でシッターさんにお願いするよりも格安な料金で子供を預かってくれます。

ただし、「病児保育は不可」「1週間以上前の予約が必要」など、それぞれの自治体によって決まりごとは様々なようです。

我が家は夫婦ともに実家が遠方で自分たち以外に頼る人はいないので、念のためこのファミリーサポートに登録しています。

今はまだ使ったことはありませんが、我が家のように自分たち以外に頼る人がいない場合は登録しておくことをおすすめします。

「いざというときは頼める!」という安心材料があるだけで、ずいぶんと心の負担は軽減されますよ。

5.定時退社

上記4つのポイントは『他人に頼る』ことでした。

5つめのポイントは『自分自身』です。

看護師で定時退社できるところってなかなか少ないのではないでしょうか。

「仕事がまだ山のように残っている」「患者さんの急変が重なってドタバタしている」なんてことがあると、スタッフみんな忙しそうなのに自分だけ帰るのは心苦しいですよね。

めちゃくちゃ分かります・・・

だからといって、あなたがその場に残って仕事をしなくてもいいんです。

よく言われることですが、スタッフの代わりはいますがママの代わりはいません!

「子供のお迎えがあるのでお先に失礼します」と言って帰りましょう!

6.職場環境の見直し

職場環境の見直し、つまりは『転職』です。

スタッフが忙しそうに働いているのを見ながら自分だけ帰るのは心苦しい・・・と思うのなら、残業の少ないクリニックなんかに転職しましょう。

「子供のお迎えが・・・」と言って「自分だけ帰るなんてありえない!」と言ってくる職場も変わった方がいいですね。

子供が小さいうちは体調不良で当日お休みすることや早退することがとても多いですし、その度に嫌味を言ってくる職場ははっきり言ってストレスにしかならないので早めに退職してしまいましょう!

ママさん看護師が活躍している職場は他にもたくさんありますよ。

『今すぐの転職は考えられない』と思っている人も、転職サイトに登録しておくことをおすすめします。

あなたが子育てと看護師の両立に悩んでいるのなら、今後必ずどこかで転職するタイミングがきます。

子供が小学校に上がるとき、低学年から高学年になったとき、中学生になったとき・・・

その時々に合わせて、働き方を変えなくてはいけないときがきます。

今後のことを考えて、看護師の職場による待遇の違いや、子育てをしながらでも働きやすい環境なのか?といった情報を見ておくことに損はありません。

転職はタイミングが大事です。

次に狙う職場の候補をいくつかピックアップしておけば、募集が出たときにスムーズに応募できます。

看護師と子育ての両立・・・意外となんとかなるかも!

看護師をしながら子育てをしている人は、一度は必ず仕事と家庭の両立に悩むのではないでしょうか。

「自分には看護師と子育ての両立は無理だ」と看護師を辞めていった人も多いですよね。

せっかく手にした看護師という仕事を手放す前に、もう一度なにかできることはないか立ち止まって考えてみて下さいね!

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